【モールテックス施工事例】ブランドカラーを質感で再現する、FONDAN 東京大丸店の内装
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- 2025年12月9日
- 読了時間: 4分
更新日:14 時間前
モールテックス施工事例|FONDANで “とろける体験” 空間で支える素材選定
2025年11月19日、東京駅直結・大丸東京店1階にオープンしたとろけるお菓子の専門店「FONDAN(フォンダン)」。
北海道コンフェクトグループが立ち上げた、東京発の新ブランドです。
本店舗の内装において、私たちは以下の左官施工を担当しました。
モールテックス調色によるブランドカラー(バター色)の再現
ビールストーンによる巾木のオリジナル柄仕上げ
本事例は、
ブランドの核となる色と質感を、左官素材でどう表現するか
という点において、設計的な判断が色濃く反映された施工事例です。
■ 施工概要|モールテックスとビールストーンの使い分け
物件名:FONDAN(フォンダン)東京大丸店
所在地:東京都千代田区丸の内(大丸東京店 1F)
施工内容: ・壁・什器:モールテックス(調色) ・巾木:ビールストーン(特注柄)
商業施設という条件下で、
意匠性・耐久性・清掃性 が同時に求められる内装です。
■ FONDANとは|素材思想が明確なブランド背景
FONDANは、
放牧酪農 × 環境再生型農業(リジェネラティブ・アグリカルチャー)を実践する北海道コンフェクトグループから生まれたブランドです。
原点は、
最低限の熱処理・ノンホモジナイズ製法でつくられる 生バター。
軽やかな口当たり
後から広がる濃厚な余韻
長く続くコク
この独特の「とろけ方」を、
商品だけでなく 店舗空間全体でどう表現するか を今回の大きなテーマだと捉えました。
■ 施工テーマ|“とろけるバター”を五感で感じる空間
フォンダンのブランドカラーは、
自家製生バターを思わせる やわらかなバターイエロー。
単に色を合わせるのではなく、
壁・什器・照明がつくる陰影
光の当たり方による色の揺らぎ
触れたときの質感
これらを含めて
「溶けるような空気感」をどうつくるか を考えました。
■ モールテックス施工のポイント|ブランドカラーを“質感で再現”する
今回のモールテックス施工で最も重要だったのは、
フォンダン独自のバター色を、塗料ではなく左官材で再現すること です。
モールテックスは、
調色が可能でありながら、色が「面」として均一に出る素材ではありません。
その特性を踏まえ、
クリーム感
温かみ
とろけるようなニュアンス
照明との相性
を軸に、複数の調色サンプルを作成。
最終的には、
ブランドの世界観に最も寄り添う色味 が選定されました。
モールテックス特有の
しっとりとしたマットな質感が、
フォンダンの「とろける」というテーマと自然に重なっています。
■ ビールストーン施工のポイント|足元に忍ばせる“情報量”
巾木には、ビールストーンを採用しています。
今回使用したのは既製柄ではなく、
空間の空気感に合わせたオリジナル配合。
細かな骨材の粒立ち
手仕事による唯一性
石材らしい重厚さと、柔らかさのバランス
これらが、
バター色で統一された空間の中で視線がふと触れる足元のアクセント となり、店舗全体に立体感を与えています。
主張しすぎず、
しかし確実に質感を積み上げるための仕上げです。
■ 設計者向け|ブランドカラー×左官素材で考える際の注意点
本事例のように、
ブランドカラーを左官材で再現する場合、
数値指定より「色の方向性」を共有する
光環境を前提に色を見る
均一性を求めすぎない
といった点を、
設計段階で整理しておくことが重要です。
モールテックスもビールストーンも、
最終的な表情は施工プロセスで決まる素材。
早い段階で施工者と対話することで、
完成時のイメージズレを大きく減らすことができます。
■ まとめ|ブランドの“本質”を映す内装仕上げ
FONDAN 東京大丸店では、
モールテックスによるブランドカラーの調色再現
ビールストーンによる一点物の質感づくり
商業施設に求められる機能性
世界観を空間で伝えるデザイン性
これらをバランスよく両立しました。
「とろける新体験」を、
商品だけでなく 店舗空間全体で感じられること。
そのための素材選定と施工であったと考えています。
■ 商業施設・店舗内装の特殊左官について
オフィスTAKAHATAでは、
モールテックス・ビールストーンを中心とした
設計意図に寄り添う特殊左官施工 を全国対応で行っています。
ブランドカラーの調色
オリジナル柄の制作
設計段階からの技術的相談
も可能です。
設計初期の検討段階から、お気軽にご相談ください。
特殊左官・モールテックス仕上げに関するご相談はお気軽に。







